鬼滅の刃は何故面白いのか＝作品の感想を自分で考える時代は終わった→そして起きること
https://anond.hatelabo.jp/20201104013753

「鬼滅の刃は面白い！」
これは間違いないのだが、俺＝新世代＝SNS世代の作品鑑賞方法で発見したことがある。

俺は20代後半。インターネット中毒タイプの人間だ。
小学校のころからネットに入り浸ってた。
「アホが何か言ってる」と思っていただいて結構だが、一応偏差値はそこそこ高かったし、読書感想文では県で賞も取った程度の知力はある。

まず、結論を書こう。
「もう作品の感想を自分で考える時代は終わった」
つまり、
「作品に感動したかどうかを決めるのは自分ではなくなった」のだ。
そういう時代が来た。ないしは来る。

要するに、鬼滅という作品を読む・観るなりして、泣く、キャラを好きになる、続きが気になる、技がカッコイイと思う。
これらの感情を、コンテンツを楽しんだ本人ではなく、最早他人が決めているということだ。
作品の評価を自分で決める能力が、「俺＝新世代＝SNS世代」にはもうないのだ。

作品を読む前、もしくは後にSNSやサイトの情報を取り入れて、
上のような感想を自分の中から「発掘」し「言語化」する。

そして、自分の中の感情というものを整理し、「俺はこう思ったのだ」と認識する。
これが、現代人が作品を鑑賞し、心中で行われている工程である。

「いや流石に作品でよく描かれる、家族の愛とか……そういうのはわかるだろ？」とツッコまれるかもしれない。

それが残念ながら、わからないのだ。最早家族愛は、感情の共感の最小単位ではないのだ。
今の世代なら、きっと俺の言葉を少なからず理解してくれる。

俺は鬼滅の刃を見て泣いた。煉獄さんの母が出てくるシーンでそれはもう泣いた。
だが、その感情は俺以外の誰かが発露した感情を取り入れて、これは泣けるシーンだと認識したから泣いたのだ。

上の現象、俺だけのことかと思っていた。だが、どうやら違う。現職で小さな子供と触れることが多いのだが、同じことが起きている。
若年期からSNSなどに触れていると、みんなそうなっていくのだ。
（俺はまとめサイトや2ch、俺より若い世代はTwitterやLINE、という違いはあるが）

何故こうなるのか、答えは簡単だ。
俺がどう思ったのかを考える前に、SNSやネットにはわかりやすく言語化された感想が文章や映像になって落ちているからだ。
自分でどう感じたか、考える必要が俺達の世代にはない。

 
 
 
名前：名無しさん 投稿日:2020年11月04日
 
ラーメンハゲじゃん
「やつらはラーメンを食ってるんじゃない。情報を食ってるんだ！」

 
 
 
名前：名無しさん 投稿日:2020年11月04日
 
「進撃の巨人」は、あの恐怖心を煽る演出でまだ説得力があったが、「鬼滅の刃」は他と比べて何が突出しているかわからん。感想を自分で考えない、人気作品を読む人の中でもやはり鬼滅の刃は異質と思う。
 
 
 
名前：名無しさん 投稿日:2020年11月04日
 
寄生獣で人間の脳は2つある。一つは個体のもう一つは種全体のという趣旨の台詞があったけど、種全体の思考を個体の思考にフィードバックしてる、みたいな感じ？もっと古いとスタトレのボーグみたいなもの？
 
 
 
名前：名無しさん 投稿日:2020年11月04日
 
俺もよくわからない。でも子供たちは鬼滅みてるなぁ
 
 
 
名前：名無しさん 投稿日:2020年11月04日
 
テレビの時代と同じやね。で、自分の意見無しの時代が続くと、自分の意見を供給してた世代が衰えて意見が生産されなくなり、荒野みたいな時代が来るまでがテンプレ。
 
 
 
名前：名無しさん 投稿日:2020年11月04日
 
もともとはSNSがなかったから、気楽に感想を誰かに表明するところなんてなかった。とはいえ言いたいことはわかる。自分の感性を言語化して落とせないから他人の感性を追体験することで納得したいだよね。
 
 
 
名前：名無しさん 投稿日:2020年11月04日
 
今更何いってんだ感すごいなぁｗ．君たちの世代？はぁｗ。さすが最近の20代って感じｗ。偏差値高め読書感想文県で入賞ｷﾘｯ
 
 
 
名前：名無しさん 投稿日:2020年11月04日
 
多くの人は、感想を持たないのではなく、表現方法を持たない。主観で十分。「面白いから面白い」で十分。「面白さ」を作品以外、作る人や裏設定など客観で表現しようとする人はオタク（少数派）。
 
 
 
名前：名無しさん 投稿日:2020年11月04日
 
映画館への誘い文句「ハンカチをご用意ください」が今年は「マスクの替え…」になってて、これは新しいなと思ったなw
 
 
 
名前：名無しさん 投稿日:2020年11月04日
 
ブームってそんなもんだよね(鬼滅に興味がなく今から参入するのも大変そうだと思っている人より)
 
 
 
名前：名無しさん 投稿日:2020年11月04日
 
誰かの感想や評価を見て、その作品のよしあしを決めるなんて、むかしからそうだったのでは。SNSでその比率が上がったとしても、いまにはじまった特別なことではないと思うけど。
 
 
 
名前：名無しさん 投稿日:2020年11月04日
 
こわっ。こういう人増えてるよね。
意味もなく理由もなく共感してる人たち。そうは思わないんだよなって人のことうざいって思ってるでしょ？めっさ怖いわ。
 
 
 
名前：名無しさん 投稿日:2020年11月04日
 
これは正直あると思う。昔からこの傾向はあるけど加速している。世の中のみんなが作品を噛み砕く力が明らかに弱まってると思う
 
 
 
名前：名無しさん 投稿日:2020年11月04日
 
おもしろい。感想が職業になるのなら私はグルメの感想屋になりたい
 
 
 
名前：名無しさん 投稿日:2020年11月04日
 
また流行ってる作品に対してなにか言いたいやつが現れたのかよ。うんざり
 
 
 
名前：名無しさん 投稿日:2020年11月04日
 
昔からそうだよ。 「テレビで紹介されたから、あの店の料理はおいしい」 なんて言う人がたくさんいるんだもん。 テレビなんて関係ないよ。おいしいかどうかは自分で食べないとわからない。
 
 
 
名前：名無しさん 投稿日:2020年11月04日
 
伊集院が「俺はもうそんな油っ濃いもの食べられないから、俺の前でその餃子とチャーハンセット食べるとこ見させてくれ」って若いものに奢っているおじいさんが居たという話を思い出した。
 
 
 

(´・ω・｀)他人の評価を見る⇒見始めてハマるってのばっかじゃん

(´・ω・｀)でも面白いかどうかは個人によるからなぁ