名前：名無しさん投稿日：2015年06月02日

岡田斗司夫のSHIROBAKOの感想

・SHIROBAKOを見た。
　知らない人に言うとアニメ業界もの。アニメ業界ものの萌えアニメではない。ビジネスもの
　
・よく出来たTVドラマを見た感覚に近かった。
　最近のドラマは数字のためにジャニタレやイケメン俳優ばかり起用したり、
　女がやたらかわいすぎて嘘くさい…みたいな不満があるが、それでも見れる。
　SHIROBAKOもそれと同じバランスだった。現実よりも女キャラが可愛すぎるがそれでも作品が見れる
　
・この僕が言ってる事は単なるツッコミでしか無く
　そういうのを跳ね返すだけのシナリオの面白さがSHIROBAKOにあった
　キャラの配置もいいし、ドラマの見せ方もいい。
　
・アニメ関係者だったらこの業界をアニメにするのは一回は思いつく。
　別にアイディアが斬新ではないが、大半は画的な見せ場を思いつかないので、上手くいかない。
　このSHIROBAKOは冒頭にカーチェイスを持ってきたり、なんとかして画を面白くしようと工夫していた。
　
・ここまで色々と語ったが、実はまだニコ動で第1話しか見ていない。
　なんで1話でやめたかというとDVDで揃えて、ちゃんと見ようと感じたから。
　あの1話を見たら作り手がどれぐらい真面目に作ってるか分かる。
　amazonのレビューとか見たら12話が凄いとか書いてあってすごい楽しみ。
　
・今までのアニメは、知らない世界ばかりを書いてきた。
　富野さんは頭のなかで暖めてきた事をやったから、ガンダムはかなり世界を描けた。
　アニメは正直リアリティを出すのに向いていない媒体。現実の知っている世界を描こうとしたら、
　作画なり演出がよほど突出していないと地味にすぎるジレンマがある
　
・その点、SHIROBAKOは日常表現の中にあえて反リアリティを上手く落としこんでいてそこが上手い
　
・専門用語もあえて説明不足にしているが、何回もやっていれば
　見てる側に伝わるだろうという自信を持って出してくるところも、知ってる業界を作ってるから凄い面白い。
　
・もうアニメもそういう時代に来たな、実写ドラマと同じステージに立った。
　となると、アニメもこの先、後はシナリオ勝負になってくると感じた

 

名前：名無しさん投稿日：2015年06月02日