読売新聞社は10月1日、世界に広めたい日本のポップカルチャー作品を“国民投票”で決める「SUGOI JAPAN」のWeb投票をスタートした。「マンガ」「アニメ」「ラノベ」「エンタメ小説」の4ジャンルで計203作品がノミネート。
12月31日まで投票を受け付け、来年3月に「SUGOI JAPAN AWARD 2015」として結果を発表する。

http://sugoi-japan.jp/

開催概要.

「SUGOI JAPAN 国民投票」は、2005年1月1日～2014年7月31日までの約10年間に日本国内で連載・刊行スタートもしくは放送・上映が行われた「マンガ」「アニメ」「ラノベ」「エンタメ小説」を対象とし、「この素晴らしい作品を日本国内だけでなく世界中の人々にも紹介したい！ 世界でも大ヒットするにちがいない！」と多くのファンが支持する作品を、ファンの皆様自身の声で選んでいただく史上初の試みです。

まず、4つのジャンルごとに50作品ほど（計200作品ほど）のノミネート作品を“一般推薦”および“有識者推薦”にて選ばせていただき、そのノミネート作品に対して、ファンの皆様による国民投票を行います。

国民投票は2014年10月～12月に実施し、その結果は、2015年3月に行われる予定の「SUGOI JAPAN AWARD 2015」にて発表いたします。

スケジュール
ノミネート作品の一般推薦募集
2014年6月23日～7月31日 ※受付は終了いたしました。

ノミネート作品の発表
2014年10月1日

投　　票
2014年10月1日～12月31日

SUGOI JAPAN AWARD 2015
2015年3月12日（予定）

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アニメノミネート作品

■アルドノアゼロ　作品の魅力

監督・あおきえい、ストーリー原案・虚淵玄、キャラクターデザイン・志村貴子という豪華スタッフで送る、地球と火星の対立を描いた王道スペースオペラ。地球と火星それぞれに主人公が存在し、渦巻くように物語が進行するという設定は、既存の作品と一線を画している。また、火星の高度技術を駆使したロボットを地球のロボットがいかに倒していくかが見どころになっており、バトルアクションとしての見応えも充分。火星側の艶かしいロボットデザインと地球のソリッドなそれとの対比や、計算されたカメラワークで描かれる迫力の異種ロボットバトルは必見だ。

■ラブライブ　作品の魅力

本作におけるスクールアイドルという概念は、他の「アイドルもの」にはない大きな特徴だ。それぞれの学校を代表する存在としてアイドルがいるというこの設定は、アイドル活動を一種の部活として捉えている。
「部活もの」では、メンバーがどんなに活躍しても、卒業という期限が来たら必ず引退してしまう。
「アイドル＝部活」という状況で強調されるのは、アイドルとしての社会的成功というより、一瞬しかない青春の輝きである。この輝きが「学園もの」としての日常の楽しさと合流して、独特な世界を作り上げた。

・2期Blu-ray1巻が、累計売上10万枚を突破。（2014年時点）
・関連音楽CDの売上が累計100万枚を突破。（2014年時点）
・Newtype×マチ★アソビ アニメアワード2013 キャラクターデザイン賞

■魔法少女まどか☆マギカ　作品の魅力

蒼樹うめデザインのファンシーなキャラクターが、虚淵玄のバイオレンスな脚本の上で舞い踊る。魔女が展開する異空間は劇団イヌカレーの手により、この世ならぬものとして演出され、それらのすべての要素が新房昭之の手によってまとめあげられた。
普通の魔法少女アニメと思いきや、次々に描かれる壮絶な戦いや残酷な事実は、視聴者の話題を独占した。
この狂った世界で、それでも魔法少女になるとはどういうことか、迫られるまどかの選択から目が離せない。
異なる個性のクリエイティブが化学反応を起こした、2000年代最大の話題作である。
DATA

■けいおん　作品の魅力

男性不在の部室の中で女子高生たちのほのぼのとした学園生活が描かれる、という点で本作は「日常系」作品の代表格である。しかし本作の見どころは、偶然のきっかけにより変化する自分たちを、独自のリズムで受け入れていく姿にある。実は演奏の才能を持っていたという設定はおまけで、廃部寸前の部活を盛り上げ、触れたことのない楽器を手に入れようとする等身大の前向きさが魅力なのだ。そんな彼女たちのマイペースでゆるやかな成長が視聴者に共感を生み、津々浦々の高校に軽音部ブームを巻き起こし、また登場する楽器は現実の市場で品切れになるという影響をもたらした。

■アイドルマスター　作品の魅力

本作はゲームの世界観を忠実に再現しながら、アニメならではの表現を模索した作品。ゲームでは必然的に一人のアイドルの育成にスポットが当たるところを、765プロダクションという場を中心に据えることで、複数のアイドルを平等に扱う群像劇として成立させた。
「部活もの」に似たエッセンスを取り入れ下積みを中心的に描くことで視聴者の感情移入を促し
作品後半で襲ってくるゴシップ絡みのトラブルを乗り越える説得力を生み出した。
トップアイドルに到達してからの葛藤も見どころで、視聴者はまさにプロデューサーのように彼女らを応援することとなる。

■ガールズ＆パンツァー　作品の魅力

島田フミカネなどをキャラクター原案とする美少女と、ミリタリーを融合した本作の特徴は、徹底した戦車へのこだわりにある。とはいえ、「少女が戦争で活躍する」という構図ではなく、あくまでも戦車道は学校の履修課目として描かれるため、作品ジャンルとしては少女たちの青春を描いた「学園もの」だ。だが、だからこそ少女たちは日々、戦車道に全力で取り組み、「ミリタリーもの」としての一面が強くなるという逆説が生じる。細部まで精密に再現された各種戦車ならびに機材の描写は資料価値もあり、潜望鏡を通した乗員たちの視野の描き方は、そのリアルさに舌を巻く。

■ソードアートオンライン　作品の魅力

注目すべきは作中ゲームの壮大なバーチャルリアリティ表現だ。地平線の果てまで広がるような広大な自然は、純正ファンタジーの風景よりも美しく描写され、また、何千人という膨大なプレイヤーが一度に立ち並ぶ姿にはこのゲームのスケールの壮大さを痛感する。RPGらしい武具防具のデザインや、拡張現実的なインターフェースもスタイリッシュだ。ゲーム中での結婚や自我を持ったAIとの交流など、バーチャル空間でありながらもう一つの現実として、プレイヤーたちのかけがえのない人生が刻みこまれていく様子が、情感たっぷりに描かれている。

他作品の魅力については↓
http://sugoi-japan.jp/nominate/anime/

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ラノベノミネート作品

■魔法科高校の劣等生　作品の魅力

劣等生と言われながら、実は非常に強大な力を内に秘めている達也。
最強の主人公というこの設定は、逆に、ご都合主義を回避するためのものだ。
どれほど達也の力が強大でも、発動するには様々な制限が存在する。達也に求められるのは
自分の力を最適に使うための計算なのだ。そして実は、その冷静な計算力こそが彼の真価であり
魔法力の大小を左右するのだ。こうした設定により、読者は、単なるアクションだけではない
胸のすくような魔法バトルを体感できるのだ。

http://sugoi-japan.jp/nominate/ranove/

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