http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20190722/3030003506.html

２１日夜、静岡県沼津市の飲食店で男女２人が男に刃物で刺されました。
２人は病院に運ばれましたが重体だということで、警察は、
殺人未遂事件として、逃げた客とみられる男の行方を捜査しています。

２１日午後７時半ごろ、沼津市大岡の飲食店「びっくり仰天」で
人が刺されたようだと、近くに住む男性から警察に通報がありました。
警察などが駆けつけたところ、店主の菊地加代子（６８）さんと客とみられる笠間明（７１）さんが店の前で腹などにけがをしているのが見つかり、病院に搬送されたということです。警察によりますと２人は腹などを複数回刺され、警察が駆けつけた時は、意識がありましたが、いずれも重体だということです。

警察によりますと、店には当時、刺された２人と客とみられる男の３人がいて、
男が刃物で２人を刺したあと、凶器の刃物を持ったまま逃走しているとみられるということです。

男は、年齢が４０代から５０代で、細身で髪は短く上半身に白っぽい服を着ていて
メガネはかけていないということで、警察が殺人未遂事件として逃げた男の行方を捜査しています。

近くに住む大学生の男性は、
「犯人はまだ逃げていると聞き不安です。なるべく外に出ないように気をつけます」と話していました。
事件を受けて、沼津市は、無線を使って
「犯人が逃走していて刃物を持っている可能性がある」
などと市民に注意を呼びかけています。

また、２２日、市内の小中学校では登校時間を遅らせ、職員とＰＴＡが
協力して見守りにあたることを決めたということです。