山田尚子監督のマイルドな反逆　　
映画「聲の形」完成披露上映会レポート – ここはお前の日記帳

http://www.ketudan.jp/entry/2016/08/24/233419

4.監督は原作にあまり感心しない？

なんだろう、山田尚子監督は実は原作を好きじゃない、ちょっと嫌いぐらいなんじゃないかと言う気がして来ました。
すごくクールな目で素材として見詰めてると思います。

原作のあくの強いとこ、ちょっと下品な展開とか
読者を嫌な気分にさせて関心を引き込むようなテクニックとか、そういうのを片っ端から脱臭してあるんですよね。
サラッと見られる聲の形になっています。
鳴り続けるピアノとともになんか回想される遠い幸せな記憶と言う感じ。全編に渡って。

台詞も結構細かく変えるし、原作を一旦殺して自分の慣れてるやり方でやり直すような作り方。
「お前のやり方は下品なんだよ！こうだ！」ぐらいの感じを演出にも脚本にも感じました。

原作の匂いを再現する気は薄いですね。自分のノウハウに強い自信とこだわりがある。
細かく付け足されたものが多かったのは植野ですが、ただカットされた真柴や佐原と違い
意思を持って別の物に入れ替えた感があります。
「いまの女子高生はもっとこういう喋り方をするんだよ！」みたいな
。「硝子と仲良くしなきゃいけないって理由はないだろ！」とか。

いや、やっぱり監督は原作好きじゃないんだと思うなあ。好きだったらこれだけ
「それは違うよ」という声だらけの映画にはならない。

私は原作に最終的には色々疑問や不満をもった一方、少なくとも絵や芝居はかなり好きなのですが
いろんなシーンで仕草や芝居がこつこつ変えられていて、そういうとこもほんとうに、再現する気なんか全然無いなと。

5.結局何に焦点を絞ったの？

単行本７冊分の漫画を約２時間の映画にするのはそもそも企画の時点で無理はあります。
である以上は、劇場版をきちんと独立した作品として成立させるためには
監督に明確な方針と決断が必要でした。「ここを大事にするぞ」「ここはガッツリ切るぞ」という。

結構切ってますし、変えてますし、細かい１個１個のレベルに「そのやり方は私は好きじゃないな！」
みたいな監督の声は確かに感じたのですが、
全体として何を描くからここはカットする、とか、全く新しい物を作る、とか
そういう意志や決断は感じませんでした。権限的にそんなことが出来るのかも謎ですが。

6.明確に欠点と言えそうなところ

やっぱり駆け足駆け足

そういうわけで、細かいカットや改変の意志は旺盛であるものの、大きいカットや改変はなにもないのが映画「聲の形」です。
だからとにかくシーンの繋ぎが駆け足。溜めるシーン入れてる場合じゃないし。
カットの中でも掛け足。喋りだす前に言いよどんだり喋り終わったあとに
カメラが回り続けたりするような余白や余韻は乏しいです。
どんどん動くし気まずいシーンもみんなどんどん喋る。シンゴジラみたい（言いすぎ）。
ここはやっぱり欠点と言っていいと思います。より大きいカットと再構成をする決断が必要だった。

原作の省略のよさは死んでる

原作は「主人公か結弦の主観の届かないところは描かない（だから主人公と結弦以外はモノローグも出ない）」
という面白い試みで描かれた漫画でした。かなりの部分を読者に想像させる仕組みがあった。
映画でそれを再現するにはまた少しアイデアが必要でしたが、そこが取り組まれなかったのは残念だと思います。
視聴者に描かれていない部分を色々想像させるような工夫は全くありませんでした。
むしろたまに必要性の不明なことを説明する（猫カフェで慌てる植野とか）。

 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
ケチつけたるなよ
興味ないけど
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
・音、声をどう扱うか
・2時間に収まらないであろう原作をどうするか

このあたりが原因で実写化は難しいって言われてたけど
それ以前の問題だったようだな
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
なんだろう、この筆者は実は山田監督を好きじゃない、ちょっと嫌いぐらいなんじゃないかと言う気がして来ました。すごくクールな目で素材として見詰めてると思います。
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
原作は長いよな
面白いと思うけど半分くらいでまとめられたんじゃないのか
まあ映画はクソなんだろうけど
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
＞単行本７冊分の漫画を約２時間の映画

そら期待する方が無理だわ
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
原作全く知らないぁから楽しみにしてる
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
アニメ化したらオワコンって前から言われてたろ
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
7巻分の内容が2時間で終わるなんて時間節約できていいんじゃね
見たことないから知らんけど
中身もそんなもんなんだろ
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
原作者かこの感想が出るっていうのは結構できがいいんじゃないかと思うのだがどうだろう
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
原作でも読み切りの一作だけにしとけばよかったんだよ
他のがクソ過ぎて原作ガーとかのレベルじゃない
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
原作はよかったじゃん
なんで2chではこんなに叩かれてるんだ？
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
絵はキレイだけど話はつまらない事で定評のある京アニ
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
めぞん一刻についてマンガ夜話で夏目房之介が
アニメ化して悪意を見事に消した
ところが実写映画化すると消せなくなってしまって顕在化したって論評してたな
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
つか漫画原作の日本映画で
愛があるなあって思った実写版なんて
ピンポンしか知らないわ
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
最初の読み切りの時点で完成してたと思うんで、長編のほうは読んでないな。
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
出崎監督並みの実力があるなら翻訳していいけどな
萌え豚腐女子向けのズリネタしか作ってないような奴がそうするのは百万年早い
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
設定高校生、中身幼稚園児のかわいいキャラが
ｷｬｯｷｬｳﾌﾌしてるだけのアニメ作ってきたものには
この原作はハードルが高すぎる
テーマが重く心理描写が重要だし、音に関する表現方法が極めて難しい
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
原作の空気が好きじゃないから改変されてても監督の英断としか思わない俺がいる
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
そんなに原作が好きなら漫画読んでろよ
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
120分の尺でラストまでやらせたら無理やろ
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
聲の形には興味ないけど
映像化にあたり原作者はどこまで制作に意見を反映させられるか
しっかりと契約してから取りかかるべきだと思う
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
基本的にアニメなんて原作をだしに監督が自分主張するためにあるもんだろ
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
何年か前にツイッターでこの漫画すげえ読め読め連呼されてたやつか
読んでないけど
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
炎上商法だな
映画は原作とは少し違うので、漫画を読んだ人も楽しめるよ！という事だろ
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
漫画の原作踏まえた上で、うまくできてる映画が結構出て来てるから
余計に反感買うのもあるんじゃないのかね。
変態仮面とかるろうに剣心とか上手く落とし込んでたやん。
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
映画監督ってだいたいこうだよな
お前の作ったシチュエーションで俺のストーリーを作らせろって
で、結局ストーリーにおいては本職の小説家には負けるから案の定大爆死
自分の映画取りたいなら己の力でイチから作れよ
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年08月26日
 
虚淵に脚本書かせるか
最終的にみんな死ぬ