“アイドルはなぜ魅力的なのか？ あるいは、劇場版『ラブライブ！』はなぜ失敗作なのか。” http://t.co/0FRi9FGnRS 怒りの5500字、書きました。

— おりあそ (@oriaso) 2015, 6月 22

アイドルはなぜ魅力的なのか？ あるいは、劇場版『ラブライブ！』はなぜ失敗作なのか。

劇場版『ラブライブ！』の中盤で、μ’ｓは重大な選択を突きつけられる。
3年生の卒業をもってμ’ｓとしての活動を終了するのか、それともμ’ｓを続けるのかである。
穂乃果は逡巡の末、μ’ｓが「スクールアイドル」だから、という理由で活動を終えることを宣言する。
この瞬間から突然、今まで大して重要な意味を持たなかった「スクールアイドル」という言葉が物語のキーワードとなる。
穂乃果は「スクールアイドルの未来」のために各地のスクールアイドルを招集、スクールアイドルだらけの一大フェスティバルを開催
、そこをμ’ｓのラストステージとするのであった。こうして劇場版『ラブライブ！』は――言い方を変えれば
TV版第1期以来のアニメ『ラブライブ！』は――、名も無きスクールアイドル大集合のお祭りをもってその幕を閉じた。

しかし、アニメ『ラブライブ！』のラストを飾るイベントが、このようなものであっていいはずがないのである。

問題点を明確化するために、3年前に現実世界で開催されたあるライブイベントと対比してみたい。
それは「ゆび祭り ～アイドル臨時総会～」といって、普段はライバル同士である人気のアイドル10組が一堂に会し
次々にライブを行うというイベントであった。

このイベントが話題となった最大の理由は、指原莉乃という当時AKB48で人気を急上昇させていたメンバーが自らプロデュースをしたことにある。つまり「ゆび祭り」は、μ’ｓが企画してライバルであるスクールアイドルを集めた、劇場版のクライマックスを飾ったあのお祭りと非常によく似たイベントだったと言えるだろう。

実は「ゆび祭り」は感動的なイベントであった。それは何故かというと、指原莉乃というアイドルの人生物語を象徴するイベントだったからである。もともと指原は故郷の大分県において、熱狂的なアイドルファンとして育った。
モー娘の全盛期に小学生時代を過ごし、様々なグループのライブに通い詰める重度のアイドルオタクになったのだ。
そしてアイドルへの憧れが高じて上京、自分自身がAKBのメンバーとなり
ブレイクを果たしてこのようなイベントを企画できるほどの地位に登りつめた。
つまり「ゆび祭り」は、指原のアイドル愛が余すところなく表現されたイベントであり
アイドルオタクの成り上がりストーリーを体現したからこそ、感動的なイベントだったのである。

では、アニメ『ラブライブ！』のストーリーを締めくくったあのお祭りは、どのような物語性を内包していたのだろうか。筆者の考えでは、残念ながら「どのような物語性もない」のである。あのお祭りでは、「スクールアイドル」がキーワードになっていた。しかし今までの『ラブライブ！』で、「スクールアイドルはいかにあるべきか」とか「スクールアイドルの未来」とかいったことが主題になったことは一度もない。穂乃果たちは、今まで他の（A-RISE以外の）スクールアイドルのことなんかちっとも考えてこなかったのである。最後の最後になっていきなり《スクールアイドルという問題》を提示されても、あまりにも唐突だと言わざるをえない。

今回の劇場版ラブライブ！でとにかく目につくのが、このように行き当たりばったりで物語の流れを無視したストーリーである。

映画の前半では、脈絡の無い強引な展開でニューヨークに行くことになるが
そこで何かを得ることはなく、後半ではまったく無関係なストーリーが始まってしまう
　
後半のストーリーから逆算すれば、前半では「スクールアイドル」の問題が提示されていたり、μ’ｓ活動終了への伏線が描かれていたりしなければならないはずだが、そういったことは全然なく、ライブ場所を求めて街を探検したりアメリカ人と交流したりするだけである。
また、ニューヨークで迷子になった穂乃果は、彷徨っているうちに一人の女性シンガーと出会い、ホテルまで連れ帰ってもらう。この女性シンガーにはいろいろと不思議な点があり、穂乃果以外のμ’ｓメンバーには見えないなどの設定があるため、「未来の穂乃果」だというのがネット上では最も有力な説である。
　
この女性シンガーは帰国後にも一度穂乃果の前に現れるのだが、それっきりストーリーからは退場し、穂乃果に思い出されることもなく、謎も一切明らかにならない。映画のキーパーソンであるかのように登場しておきながら本筋にはちっとも絡まないというこのキャラクターは、何のために出てきたのか本当に謎なのである。
　
他にも、映画冒頭で描かれる、穂乃果が水たまりを飛び越えるという過去エピソードがこの映画のストーリーに全然そぐわないなど、とにかくこの映画の脚本はいたるところが継ぎ接ぎだらけの雑なものであり、一貫したテーマがないので物語性を感じられない。「物語性がない」と言うと、『けいおん！』なんかの例を持ち出してくる人がいるかもしれないので予め書いておくと、『けいおん！』にはストーリーはない（大したことは起きない）が、物語性はある（一貫した主題がある）。それに対して劇場版『ラブライブ！』には、ストーリーはあるが物語性がないのである。
　
長いので全文
http://oriaso.seesaa.net/article/421134088.html

 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
ドルヲタとラブライブヲタの考え方の違いが露骨にわかる素晴らしい記事
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
AKBを絶賛するために批判する記事は評価しない
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
穂乃果以外に主体性がないってのだけは同意
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
俺も書きたいことあるけど誰もアクセスしないんだろうな
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
いつもの穂乃果アンチしまむらが同意する記事ということ
それだけのこと
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
思ったよりかは同意できる部分あってなんか嫌
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
構造的な問題を的確に指摘してると思うなあ
ただ、別の見方が全くできないわけでもない
ごるだうという人のコメントなんかかなり面白かった
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
ドルヲタってるけどアニメもかなり見てる人だな
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
アニメと劇場版しか見てないならこんなもんだと思う
物語性云々に関してはともかく、それぞれのキャラクターに関してはSIDにGODなりの文章で綴られてる
その辺を割り切ってるのがラブライブ！のコンテンツの特徴なのに、アニメだけでキャラが薄いと語られても…
ファストフード店でフレンチのフルコースと味を比較してるようなズレを感じる
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
普通な意見として少し同意できた
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
全てが思い通りに行く作品なんて無いでしょ。
後、結論は最後の一行だけでおk
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
穂乃果以外のキャラが劇場版で何してたって言われるとほとんどギャグしか
浮かんでこないのは実際そうだなあ。μ’ｓを終わらせることについて
各学年、特に３年の思考過程は欲しかったよね。この９人にこだわってたのは
わかるけどスクールアイドルにこだわってた感じがないってのは本当にそうよ
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
まぁファンが求めてるものはそこじゃないんだけどな
ラーメン食べたくてラーメン屋入ったのにフレンチのフルコース出てきても困るだろ
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
この記事はかなり的確だろ
この映画が最高だと言ってる人は曲とキャラに騙されて結局ストーリーはほとんどどうでもいいんだと思う
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
キャラが好きだからこそ不満があった自分みたいなのもいる
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
穂乃果はああみえていつだって他の人のこと考えながらスクールアイドルやってるし
そんな穂乃果に自分のやりたいようにすればいいと決意させるために
過去のなにも考えずひたすら走っていた頃と見返りもなく一人で歌う大人の自分を出したんだよ
今の穂乃果が答えを出した時点で役割は終わってる
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
劇場版は前後編を作ればキャラの掘り下げとかまで出来たのかな
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
純粋にオタからして中身のあるアニメ(もしくは映画)を教えてくれ、有名所はほとんど見てきてる
これは俺の一生の疑問かもしれない
ストーリーをパっと見て繋げ方がうまく制作の意図がわかり考察しがいのある映像が中身のあるもの？？？
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
頭悪そうな暴言雑言が一度として出ないし指摘してることはかなり分かりやすい記事だけど
指摘することにいちいち三次元アイドルの比較を持ち出すのは
この人だからできる視点であって、そこを結論に組み込まれると急に腑に落ちなくなる
個人ブログの個人的な記事に何を言ってるんだって話だが
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
ラブライブって現実のラブライブやμ’sとダブらせてる所があるから作品だけ見てるならそう感じるんじゃね
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
ニューヨークでμ’sがいろいろ騒動起こすのは良かったけど
９人の意見が違って葛藤や対立があってそれを乗り越えていく話がちゃんと見たかったな
尺足りないだろうけど
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
意外としっかり見てる一理ある批判でワラタ
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
かなり的確なこと言ってる感あるけど花田の脚本に少しでも期待して見に行ってしまっているから0点
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
ドルオタかよって思ったけど割と整然とした意見でワロタ
でも京極が本当にやりたかったのって多分劇場版みたいな作品で
むしろ1期みたいなのがイレギュラーなんじゃないかと最近思う
俺も1期が1番好きだけどね
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
「限りある時間の中で精一杯輝く」なんてのは2期1話で大々的に掲げられたテーマだし
9話10話を使ってμ’sの魅力の源泉とは何かって話もやったのに
それを今更「唐突」とか言われてもねぇ
ちゃんと見てないだろって感じ
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
最初から最後まで読んだけどめちゃくちゃちゃんとラブライブっていう作品を見てる
その通りとしかいいようがない的を射た意見ばっかり
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
スクールアイドルがどうかじゃなくて自分達が解散することをどうファンに伝えるかが重要なんやろ
回りが勝手に持ち上げたから綺麗に解散発表するにはスクールアイドル利用するしかなかったの
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
頭の悪い文章で的はずれなこと書いてると思ったら意外とまともで全部読んじゃったよ
要するに花田が悪い、ってことで終わりでいいんじゃない？（適当）
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
その通りかも知れない
だがそこがいい
ラブライブが人気になったのはそういうところに特化したからだと思うが
それとこいつが言ってることにWUGを連想してしまうんだが
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
馬鹿は騙せる記事って感じだな
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
このblogの人は、歌ダンス下手整形だらけスキャンダル続出CDつき握手券販売後に
CD大量処分太客つけたもん勝ち株主総会のAKBの方がアイドルとして優れていて
AKBの生き方に共感して生きる糧にしてるっていうの？
そりゃ仕事でやってるキャバ嬢と学校のために頑張るけど卒業後はそれぞれの進路に進む学生の部活は違うんじゃないの
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
的確とか、ほとんど語り尽くされたネタばっかりでわらた。
誰でも心では思いつつも、思い入れやら前向き姿勢やらで
あえて言わないようなことをドヤ顔で語ればハッタリで
触りまくられるんだから美味しいネタだよね。
 
 
名前：名無しさん投稿日：2015年06月24日
 
売春婦オタにはいわれたくない