愛知県のアニメーション制作会社は昨年、作画などに生成AI（人工知能）を導入して作業効率が高まった。人間が作る下描きをもとにAIが色塗りや背景画像を担当する。

生成AIを導入したのは名古屋市の「K&Kデザイン」。川上博取締役は「制作の質を維持しながら労務環境を整えるには、AIとの協業が必要と判断した」という。

インターネットでアニメの配信が増えるなか、制作速度やクオリティーも高い水準が求められるようになった。業界の人手不足も導入を後押しした。

日本動画協会によると海外需要を含めた日本の22年のアニメ産業の市場規模は前年比7%増の2兆9277億円。拡大する市場は低賃金や長時間労働で支えられている面がある。

日本アニメフィルム文化連盟によるアニメ業界従事者への調査では、全体の38%がアニメ関係から得る仕事の月収が20万円以下だと回答した。回答者の月間労働時間は平均219時間で、一般労働者に比べ1.3倍だ。

AIに仕事を担ってもらうことで、人間は企画やキャラクターデザインに集中できる。生産性が高まれば処遇の改善にもつながる。作品のバリエーションが増えれば海外輸出の後押しにもなる。

海外展開に重要な翻訳作業もAIが担う。AIスタートアップのオレンジ（東京・港）は漫画の翻訳速度を現状の最大10倍に高めるAIを開発し、産業革新投資機構（JIC）傘下のベンチャーキャピタル（VC）などから出資を受けた。

同VCの幹部は「日本の産業競争力強化につながる案件だ」と出資の理由を話す。国内で約70万点あるとされる作品のうち英訳されたのは1万4000点にとどまる。オレンジは読者人口が多いスペイン語圏やインドへの進出も視野に入れる。言葉の壁もAIを生かして乗り越えることができる。

デジタル漫画のエンドルフィン（東京・港）は漫画家の過去の作品を学習することで、絵柄を再現できる生成AIサービスを開発している。脚本や下描きを指示すれば、本人が描いたような絵柄や構図で作品を生成できる。

政府もコンテンツ産業へのAI活用を促す。経済産業省は7月、アニメやゲームの事業者向けにAI導入の事例などを紹介するガイドラインを公表した。

「生成AIはコンテンツ制作における多くの場面でクリエイティブに貢献できる」とうたう。今後はAIを利活用する事業者への補助金などの支援も検討する。労働集約的な制作現場の課題を解決する切り札になりうる。

AIの急速な発展にはリスクもある。海外で日本の作品が無断で学習され、AIによる模倣が横行する懸念だ。

国内のイラストレーターら有志が昨年呼びかけたクリエーターを保護する法律の要請には、足元で1万件を超す署名が集まった。現行の著作権法では作り手側の権利保護に限界がある。技術革新に対応したルールの整備も重要な課題になっている。

アニメーション参加作品

ひるね姫 ～知らないワタシの物語～（2017年公開）
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち（2017年公開）
ネト充のススメ（2017年10月9日放送開始）
Walking Meat（2019年7月19日公開）
シキザクラ（2021年10月9日放送開始）

TV CM制作

株式会社H&N ホールディングス TV CM(2017-2021年)
きんさんクリニック TV CM(2021年)

参加プロジェクト

ナゴヤアニメ創生計画第8特務機関(2017年)
ナゴヤアニメプロジェクト(2017年)
AIアニメプロジェクト(2023年)

要するに弱い所しか狙わない
今回のXも抗議行動をしない
AIを使い企業の不買運動はどうした？

問題分析もできない軍師様が
アニメ制作できるつもりになって
いつ作品を発表するのん
マネタライズ込みで早く成果を見せてよ

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