話題となったのは、2月19日のライブ配信だった。壱百満天原さんが公式Twitterに寄せられた質問に答えるコーナーで、視聴者からの以下のような質問を読み上げた。

「サロメ嬢こんばんは、おじさん急にキレるタイプで、自分でも人間関係に支障出てるとわかっていても、『経緯言うにもわからないからキレたほうが早く伝わる』という思考パターンしちゃいます、が、偶に改めようとしても、逆鱗に触れられてキレたら人間関係がさらに悪化する、うわーん助けてサロメえもん」

この質問に対して、まず壱百満天原さんは「本当に感動したんです」とハイテンションで述べた。質問者自身が「悩んでて、みんなの前で相談できる。素晴らしいと思って！」と公開の場で質問した勇気を讃えた。

「ただ、お伝えさせていただきます」と、一呼吸を置いて興奮を冷ました上で、壱百満天原さんは諭すように続けた。

「キレるっていうのは、人を殴ってるのと一緒。言葉は暴力じゃないと思っているかもしれないけど、『キレてる』っていうのは人を殴ってます。殴った相手に言葉が通じるわけがない。そして殴っているということは、相手を下に見てます。反論してこないから殴っていい」

「人を殴らないようにしましょう。普通の人は、ぶん殴ると相手の言葉が何を言ってるかわからなくなります。それは言葉じゃなくて暴力です。アンガーマネジメント頑張りましょう。6秒耐えたら怒りは収まる、そして怒りを利用しようとしてる方がいらっしゃいますが、『このキレた方が速く伝わる』ってのは全然伝わりません」

「ぶちキレられたら萎縮して言葉が通じなくなります。なので通じません」

この壱百満天原さんの回答に対して、ネット上では称賛の声が相次いだ。質問者の態度の否定から入るのではなく、質問する勇気を讃えた上で優しくアドバイスしたことを「人として完璧過ぎる」とした声などがあった。

・「否定から入るのではなく『まず褒めてから改善点を挙げる』が自然に出来てるの、人として完璧過ぎる」

・「治そうと思っても上手くいかないものだし、こういう人は意地張って自分が正しいと思う人ばっかだから本当にすごいと思う」

また「キレる」ことは言葉の暴力であり、「人を殴ってるのと一緒」という壱百満天原さんの見解についても、「しっくりきた」と納得する声が相次いだ。かつて他人にキレられた経験を思い返して「暴力を受けてて辛かったんだ」とする声も相次いだ。

・「キレるは暴力って凄くしっくりきた。言い表せないモヤモヤを言語化出来るのやっぱり話術と思考回路が凄い人なんだなサロメ嬢」

・「ちょうど職場の先輩によくキレる人がいて辛かったけど暴力を受けてたから辛かったんだって気づいて泣いちゃった」

16分20秒～