成田良悟
森井しづき

成田氏が冗談で書いたら正史になっちゃった作品

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■『Fate/strange fake』
角川書店（レーベルはTYPE-MOON ACE BOOK）より発売された
TYPE-MOONエースVol.2の付録小説である（ライトノベル）。著者は成田良悟（電撃文庫）、作画は森井しづき。

■概要
本作品はTYPE-MOONの人気作品であるアダルトゲーム『Fate/stay night』の数年後の聖杯戦争（偽の聖杯戦争）を描いたスピンオフ作品である。当初は成田良悟のホームページに2008年のエイプリルフール企画二次創作『Fake/states night』として掲載されていたものだったが、後に「TYPE-MOONエース」Vol.2に別冊付録として加筆収録され、正式な外伝作品となった。装丁が『Fate/Zero』と共通している。レーベル表記が『Zero』の「TYPE-MOON BOOKS」に対し、「TYPE-MOON ACE BOOK」となっている。
アメリカ西部のスノーフィールド市で発生した偽りの聖杯戦争の序幕を描く。本編は架空の「ゲーム」であり、公開された小説はそのプロローグにあたる。

■ストーリー
第五次聖杯戦争から数年後、アメリカ西部に位置する地スノーフィールドにて聖杯発現の予兆が見られた。
魔術協会の調査の結果、これは何者かがオリジナルの聖杯戦争の技術を模倣した「偽の聖杯戦争」であるらしい。
不完全な模倣ゆえにシステムには欠陥が存在し、在るはずのクラスが欠け、選ばれるはずのないサーヴァントが呼び出される。
そしてアメリカのとある国家機関の思惑により、都市の外からも多くの魔術師達が流れ込む。
本ストーリーは、そんな一触即発のスノーフィールドに一人の旅行者がやってくるところから始まる。