◆＜アニメ「君の名は。」は残念？＞無理のある「とってつけたような設定」に違和感［ネタバレ注意］

大人が色々余計な知識をもっていることは大抵マイナスの方向にはたらくと思っている。
「君の名は。」（新海誠原作・脚本・監督）というアニメ映画が面白いらしいと評判だが、どうも食指が動かなかった。

「君の名は。」と言えば、真っ先に思いつくのが脚本家・菊田一夫の代表作「君の名は」である。
1952年にラジオドラマで放送されたこの作品の聞かせ所は、主人公・真知子と春樹の会えそうで会えないすれ違い。
こちらの「君の名は」と「君の名は。」は全く違う話らしいが、後者の方にもすれ違いはあるのだろうか。

アニメ映画「君の名は。」では、男子高校生と女子高校生の体が意識が入れ替わってしまうそうが、
その設定の名作には山中恒の児童文学「おれがあいつであいつがおれで」を
大林宣彦監督が1982年に映画化した「転校生」がある。
尾美としのり、小林聡美の鮮烈な演技が目に焼き付いている名作だ。

さらにタイムトラベラーものでもあるらしいが、若い世代のタイムトラベルというと、
筒井康隆のジュブナイルSF小説をやはり大林宣彦監督が1983年に映画化した 「時をかける少女」がある。
のちにも色々映像化されるが、原田知世主演のこの作品が一番の秀作で、こちらも名作と名高い。

タイトルや設定を同じくするアニメ「君の名は。」はどうなのか、と邪推ばかりしてしまう大人は多いはずだ。

さて、いろいろと屁理屈をこねているうちに
「君の名は。」の興行収入が200億円超え、邦画としては15年ぶりの快挙である、
というニュースが聞こえてきた。
さすがにそこまでとなれば見ないわけには行くまい。と、いうことで遅まきながら「君の名は。」を見た。

筆者が足を運んだ渋谷の映画館にも多くの大人の客がいたが、同じような考えで見に来た人もいるのではないか。
エレベーターに同乗したシニア夫婦が次のような感想を話していた。

妻「私は好きだったけどね、若い人は楽しいんじゃないのこういうの」
夫「そういうことだな」

「君の名は。」は多くの若い人にきっと単純なラブストーリーとして見られているのであろう。
だが筆者のようなひねくれた大人（けっこう多いはずだ）は単純なラブストーリーとしてみることは出来ない。

なぜなら、ストーリーを展開するための「とってつけたような設定」が目につきすぎるのである。
ヒロインの女子高生・宮水三葉は女系で継いできた神社の長女であるが、その伏線が唐突に出てくる。

三葉の父親がいま町長選挙に出ているという設定はなぜ必要なのか。
相手役の男子高校生・立花瀧がバイト先の先輩奥寺ミキ（声・長澤まさみ）の存在はなぜ必要なのか。
立花は入れ替わったときに記憶した風景のスケッチだけを頼りに三葉の住む糸守町を探しに行くが、
探しても探しても見つからないのにラーメン屋で唐突に見つかるのは都合良すぎないか。
（糸守町は3年前に隕石の衝突によって消滅したために日本中に知られた町なのに）

立花の三葉探しに、先輩の奥寺ミキを同行させる理由はどこにあるのか。
隕石の衝突によって消滅した町というのは明らかに3・11のメタファーだが、
これをタイムトラベラーがなかったことにしてもよいモノなのか。

ラストシーンは隕石の衝突がなかったことになった世界。
そこでは互いを探し求める三葉と立花がある階段ですれ違う。
見つめ合い互いに「君の名は。」と言って、終わる。

2人とも答えないのでここは開かれた結末と言うことになるが、
閉じられた結末の方が良かったと筆者は思った。

高橋秀樹［放送作家／日本放送作家協会・常務理事］
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161212-00010000-mediagong-ent

 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
高橋秀樹　早稲田大学第一文学部中退
是枝裕和　早稲田大学第一文学部卒業
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
演出＞設定
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
ドラマだの映画だの、
大抵は、無理のある「とってつけたような設定」だろうが。
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
ゴミみたいな放送しかできないのに何か言ってますな
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
分かったからお前が面白い映画作ってくれよ。
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
映画の感想をどう持つかも面白くなかったと言うのも自由だが、さすがに誤読しているのはちょっとなあ
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
それを説得力を持って客に語れたから売れたんでしょ
売れるものが作れない人間がいかにも言いそうな批判って感じ
もう少し高いコンテキストで語れないのかな
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
意見としては同意するけど隕石は衝突しなかったことになんかなってないぞ
本当に観たのか？それとも記憶力がもうやばいのか
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
それでこいつはどんな脚本書いてんだよ
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
＞それでこいつはどんな脚本書いてんだよ

アニメ脚本すら書けない人

http://mediagong.jp/?p=7225

アニメをやっている作家に頼んで､自分にも一本書かせて下さい、
という話になって、それは意外と簡単にプロデューサーのOKが出たりする。
そういう感じで一本だけ書いたりする訳だが、
すぐに、自分のとり組み方が甘いことに気づかされて退散する。
退散したひとりには筆者もいる。

 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
人間、加齢臭がし出したらすでに生きてる価値はない
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
とってつけたような設定でアホでも感動できて
カシコにも認めたくない内容以外でヒットしたことの理由を納得させてくれる
完璧な大衆映画じゃねーかｗｗｗ
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
で？こいつの代表作は？
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
＞で？こいつの代表作は？

ひょうきん懺悔室
つくば山麓男性合唱団
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
じゃ売れるもん作ってみろよ　権力あんだろｗ
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
いつの間に隕石の衝突がなかったことになったのだろう
感想は人それぞれだが評論するにあたりストーリーを把握できないようではまずいだろう
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
話に粗があるのはずっと言われてることで
それを忘れさせるような面白要素を詰め込んだからヒットしたんだよ
中年以降が見てまあまあだと思うのはどっかで見た話だからだ
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
死にぞこないの昭和感
いや、戦後感だな
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
この程度が常務理事なら放送作家もたかが知れてるな
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
要は見ていないのに批判しているのがバレバレなわけだ
こんな奴が常務理事とか笑わせる
吊し上げて引きずりおろしてしまえ
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
この人の経歴（ひょうきん族、がんばれタブチくん、他）を見ると、完全にセンスの古くなった昔の人。
とってつけた云々は同意するけど、そんなもんだろフィクションなんてって思うし、
今売れて何ぼの世界で、昔なんかやってた程度の作り手側の人がなんかほざいてもなぁ。
自分に合わないあるいは理解できなかったっていう見ている側の意見だな。
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
流石にストーリー全く理解できない奴が
批判とかどうなのよ？
本当に見たの？見た上で間違えてるの？
伏線とか言葉も知らない予感
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
才能ある方々(笑)の嫉妬や妬みが酷いなｗ
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
そんなこと言うのは大人じゃなくて相当な爺だから。
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
なんで「ヒットしてほしい」とか書いてた奴が、他の作品のヒットになるとﾌｧﾋﾞｮるのか…。
自分で自分に突っ込み入れられないのだろうか。マジでヒステリーで狂ってるんだなあ。
 
 
名前：名無しさん投稿日:2016年12月17日
 
ひでえ評論家ｗ
言ってることが中学生レベル