高速道路上での危険な割り込みの瞬間を、ドライブレコーダーがとらえていた。

走行車線を走る車がトンネルを抜けた、そのとき、右の追い越し車線を走るトラックが、左にウインカーを出しながら強引に割り込んできたのだ。

動画の投稿者は、「それはないぞ」と声を上げていた。
あわや衝突という危険な場面。

動画の投稿者がブレーキをかけ、衝突を何とか回避しているのがわかる。

この動画が撮影されたのは、11日午後4時半過ぎ。
場所は、名古屋市内を走る名古屋第二環状自動車道だ。
動画の投稿者は当時、「死を覚悟した」と話す。

動画の投稿者「結局こっちが軽トラックだったので、もう死ぬんかなっていうのがありました」

Googleストリートビューで割り込み現場を見てみると、トンネルを抜けた先は、右側が名古屋第二環状自動車道の本線、左側が東名高速に入る分岐地点になっているのがわかる。

動画の投稿者「東名高速道路に行きたかったんじゃないのかな。『やばい、左に行かなあかん』ていうので急きょ左に曲がってきた感じがする」

動画の投稿者によると、トラックは、名古屋第二環状自動車道の追い越し車線から東名高速に向かうために、あわてて車線変更をしたのではないかと話す。

動画の投稿者はその後、トラックを所有する会社に連絡したが「誠意ある対応ではなかった」という。

動画の投稿者「『ドライブレコーダーを見ていないのでなんとも言えないです』と、『運転手は遠いところに行くので連絡が取れない』と、
きのうの夕方に電話させてもらったんですけど、いまだに(会社側から)連絡がないんですよ」
投稿者は、「会社側の対応によっては、警察に被害の相談をするつもりだ」と話している。

第三十四条 ６
左折又は右折しようとする車両が、前各項の規定により、それぞれ道路の左側端、中央又は右側端に寄ろうとして手又は方向指示器による合図をした場合においては、
その後方にある車両は、その速度又は方向を急に変更しなければならないこととなる場合を除き、当該合図をした車両の進路の変更を妨げてはならない。