「週刊少年サンデー」（小学館）にて連載中で、コミックスの全世界累計発行部数が2億3千万部を突破した青山剛昌原作のマンガ『名探偵コナン』。

6月8日に放送された本作のTVアニメ最新エピソード（942話）にて
高校生探偵・工藤新一に毒薬「APTX4869」を飲ませて子どもの姿（江戸川コナン）にした「黒ずくめの組織」において「あの方」と呼ばれているトップ（ボス）の名前が明らかになった。

以下、非常に大きなネタバレを含むため、視聴後の閲覧を強く推奨されたい。

前編の941話では、コナンが通う帝丹小学校に転校してきた少女・東尾マリアが学校に来なかったことから少年探偵団の灰原哀、吉田歩美、円谷光彦、小嶋元太の4人は1年B組担任の小林先生から自宅まで様子を見に行ってほしいと頼まれた。マリアの家には誰もいなかったが歩美がマリアとのとある会話を思い出し、近くにあるマリアの祖母の家を訪ねる。
　
かたや、コナンは927～928話「紅の修学旅行」（2019年1月放送エピソード）で一時的に新一に戻って修学旅行に参加したあと、蘭たちとは一緒に帰らなかったため
阿笠博士の家に泊って風邪をひいたことにしていた。

その後、阿笠の家にて「工藤新一は生きていて、京都で事件を解決した」という話題がSNSを中心に上がっていた。
新一が「西の高校生探偵」こと服部平次と一緒にいる映像もニュースで流れており、工藤家や新一・蘭が通う帝丹高校にはマスコミまで駆けつけて大騒ぎとなってしまう。
　
以下、942話ネタバレあり

少年探偵団の面々はコナン抜きでも灰原を中心にマリアの祖母の家で着実に謎を解いていくが、トイレにたどり着いた先の謎解きは灰原でもわからず
コナンの携帯電話に連絡。

すると、コナンはあっという間にそのトリックを見破り、マリアがいる部屋を突きとめた。結局、マリア自体に危害はまったくなく
不測の事態で部屋から出られなくなっているだけだったことがわかり、マリアの捜索は無事に終了した。
　
一方で「工藤新一が生きている」という騒ぎも、新一の両親である工藤優作・有希子夫妻や平次の機転によって、一応の収束を見た。

ただし、それはあくまで世間的な話で「これを機に黒ずくめの組織に目をつけられた可能性は極めて高い」とコナン（新一）は優作から指摘される。

さらに、17年前の羽田浩司殺人事件のときに残された暗号から、黒ずくめの組織の「あの方」の名前が「CARASUMA」つまり烏丸蓮耶であるという結論に達したことも優作からコナンに告げられた。

烏丸蓮耶はアニメ219話にて、その名前とシルエットはすでに登場していた。ちなみに、この219話はR85～86「集められた名探偵（デジタルリマスター）」というデジタルリマスターされたエピソードとして2019年5月に前後編で放送されていた。烏丸は今から数十年前に謎の死を遂げた人物であり、非常に有名な資産家であったという。

年齢は40年前にすでに100歳を超えていたと言われており、作中でもシルエット姿のみでしか登場していない。仮に生きていたとしたら140歳以上の超長寿な存在となってしまうが、烏丸とはどのような人物なのかは謎のままだ。
　
まだまだ謎は残るが、黒ずくめの組織の正体をつかむ大きな手がかりを得たコナン。長らく続いている黒ずくめの組織との攻防は、これから急激に進展するのだろうか……。今後、原作のエピソードがいつ放送されるのかも気になるところであるが、優作が言うとおり、これからコナン（新一）にとって「正念場」が訪れることは間違いなさそうだ……。

とりまるだっけ

このシーンも本当はロッカーにいるのに気づいたから開けなかったとか、信憑性あるんだよな
コナンや灰原の正体に気づいた優秀な組織員を片っ端から殺してるしｗ