ランクは以下の通り

★　　アニメを侮辱したアニメ
☆　　見るに耐えない
☆★　　残念アニメ
☆☆　　まぁ見なくていいかな
――――――――普通の壁――――――――
☆☆★　　普通
☆☆☆　　まぁ、いいんじゃない
―――――見ることをオススメする―――――
☆☆☆★　　目を見張るものがある
☆☆☆☆　　これは人気でそう
☆☆☆☆★　覇権候補
―――――――越えられない壁―――――――
☆☆☆☆☆　歴史に残る神アニメ

以下、まだ観てない作品。
※続編物はほとんど観てないのでご容赦ください。
※これ以外の作品で見逃した作品あった場合は教えてください。

『Fate/Apocrypha』、『ザ・リフレクション』
『地獄少女　宵伽』、『マーベル・フューチャーアベンジャーズ』、
『ひなろじ～from Luck & Logic～』
『最遊記　Reload　Blast』
『ROBOMASTER　STHEANIMATEDSERIES 』、
『むさしの! 』、『ピコ太郎のララバイラーラバイ』、『直感×アルゴリズム♪ 』

それでは、最下位から順位に紹介していく

出資者、制作者、視聴者の全員が損するような三方全両損アニメ。
なぜ企画を通したのか
本当に資金回収できると見込んでいたのかを本気で疑問視するレベル。

『ハオライナーズ縁結びの妖孤ちゃん』 30分　星：☆
今季の中国アニメ枠。中国で作ったものを日本語吹き替えして日本で放送。
女の子はしっかり描けているのに、それ以外の作画(男の主要人物、モブ、背景、小道具)の粗が目立ちすぎる。

ストーイーもひどい。「妖怪と人間が共存する世界を舞台に、前世の記憶を持って転生した人間と、その前世の恋人である妖怪の縁結びをする妖狐たちの活躍(ウィキ参照)」というストーリーも、1話を見ただけではイマイチ掴めない。
他にも、モブキャラに世界観の説明を詰め込みすぎなほどさせる、バトル中に異常なほど新キャラを投入させテンポを悪くしている等、欠点を挙げればきりがない。
ただ、アスミンの声だけが癒し。

結論、中国原作・中国制作アニメは
まだまだ日本のアニメには勝てないなと実感した作品。
ただ、90年代ジャンプアニメの劣化版程度の作品にはなっているので、興味があったら観てみるのもよいであろう。

上記の作品のような不快感はないが、観る価値はないだろうと思る作品群

『イケメン戦国◆時はかけるが恋は始まらない 』　5分　星：☆★

腐女子向け声優アニメ。
戦国時代に猿飛佐助として転生した大学院生と戦国大名たちのギャグ作品。
戦国時代へ転生・戦国大名との交流といった設定を全く活かさず
いきなりテニスを始めるストーリー性に幻滅。せめて歴史上の小ネタを入れろよと思う。
声優好きな腐女子以外は観なくてよし。

エロゲ原作のショートアニメ。
1話でいきなり家が燃える、それ以外覚えていない……。エロもなし。
原作好きな人が観ればいいんじゃないかな。

腐女子向けアニメ。
作品中、エンディングにクイズが出てくる作品。
しかも、まあまあ頭使う系のクイズ。
格闘家の天龍源一郎を声優に起用しているのだが
天龍に声優やらせればみんな面白がるだろという
製作者の思惑が透けて見えたため、評価低い。

エロアニメ。
童貞高校生とギャルとの恋愛を描いた作品。
「童貞」、「S○X」という卑猥な単語、高校の教室でモブ男がモブ女の尻を平然と触っているシーンが普通に描かれている等、低俗な描写が目立つ。まぁ、低俗なのは構わないのけど、嫌悪感を抱く人は多いのではないか。

問題なのは、テンポの冗長さが目立つこと。
ところどころ笑えるところはあるのだけど、浅沼・キタエリ
小倉唯等のベテラン声優使っておきながら会話劇のテンポが悪すぎる。
作画も今後崩れそうだなと不安を感じる出来栄え。
正直、30分じゃなくて、15分アニメでよかったと思う。

『RWBY』　30分　星：☆☆

アメリカ原産のフルCGアニメ。
アメリカ版は2013年に放映されており、何シーズンか重ねているらしい。
アクションものなのだが、そこまでアクションの出来が良いわけではない。
さっきも言った通りフルCGアニメなのだが、キャラのモーションをはじめ
モブキャラがコナンの犯人みたく全員黒塗りだったり
背景が適当だったり、身体の動き方が変だったり
食事シーンでは口の前に食べ物を持ってくると食べ物が消えたりと
手抜きが目立つ。

あと、皮肉・冗談・たとえ話・ナンパ等
アメリカのTVドラマみたいな会話劇が終始展開される。
早見沙織、日笠陽子等、そうした会話劇を
無難にこなしている吹き替え声優陣の技量に驚嘆するアニメだと感じた。

ただ、ストーリーは程ほどに期待できそうな内容だったので
怖いもの見たさに観るのもありだとは思う。

10年以上前のオンライン小説が原作のイジメをテーマとしたアニメ。
1話はいじめられている女の子に対して
見て見ぬ振りをしてきた男女が女の子に接する決意をする内容。

作画のチープさ、声優の技量の低さが目立つのだが、逆に素人声優を起用したからこそ、いじめっ子キャラのウザさが際立って聴こえてくるのかもしれない。
それくらい、イジメのシーンは胸糞だった。
そして、これからもそうした描写をどんどん入れきそうで
俺の心では鑑賞に堪えられない作品。

アニメとしての質は低いのだが、いじめという大きいテーマを掲げていることから、人の心を動かす作品になる可能性はある。

ガチの18禁アニメであり、今季の僧侶枠。
街コンに参加した女子大生が女装男子にレイプされ、堕ちる(と思われる)作品。
僧侶と同じで、エロが無しバージョンとエロ有りバージョンがある。
エロ有りバージョンだと、女の子は下をペロペロ・クチョクチョされてた。
完全にエロアニメ展開なので、一般人は見なくて良いと思われる。

3
メイドインアビス
2.5
グルグル、Fate、ボールルーム、異世界食堂、ナイツマ、
賭ケグルイ、ギャル、ゲーマーズ、徒然チルドレン、アホガール
2
よう実、プリプリ、3P、NTR、7O3X、クリオネ、DIVE
1.5
恋と嘘、18if、異世界スマフォ、セントール、スカートの中
1
青山くん

アニメとしては平々凡々な作品群。化ける可能性も少しある。

『コンビニカレシ』　30分　星：☆☆★

ローソンが金出して作ってる腐女子向け恋愛アニメ。
ローソンっぽいコンビニをはじめ、学園の制服やベッド等、背景や小道具の色が「青」「白」「水色」のローソンカラーで構成されており、嫌でも目に入る。
そのやりすぎな程に三原色を見せ付けてくる世界観にはある種の狂気を感じ得ない。
コンビニを舞台に、カッコいい男が可愛い女の子と恋愛する作品
(グランド・コンビニ方式といっても良いかもしれない)。

作画や背景の綺麗さ、声優陣の豪華さと目を見張るものはあるが
感情的に訴えてくるものがないため、この評価にした。

現実でのトラウマから眠り姫病(寝たきり)になり
夢の世界で好き勝手やってる女の子を、やれやれ系主人公が諭すストーリー。
『不思議の国のアリス』のハートの女王を美形化し
いろんな方向に捻くれさせた女の子が毎度登場するっぽい。

ゴンゾーの最近のアニメ全てに言えることだが
テーマは面白いのだけど、パンチが足りない。
それがストーリーの魅力のせいか絵柄のせいかはわからないけど・・・。
作画も崩れてきそうなので、この評価。

スマホゲー原作の萌え豚専用アニメ。
最初の1分で登場人物の名前と声優の名前とを字幕
一気に紹介したことから分かる通り、完全に声優目当てで観るアニメ。
そのためか、声優はむちゃんこ豪華。

ストーリーもある程度わかりやすいし、絵もまぁまぁ綺麗なのだけど、内容が薄い。お前らが望んだ『艦これ』は、まさにこんな感じなのだろう。。
まぁ、あやねるとまれいたその声は可愛かった。

『蒼き鋼のアルペジオ』の岸誠二監督と
『ご注文はうさぎですか？』の橋本裕之とが共同監督している作品。
国内有数の全寮制進学校に進学したけど、そこでの生活には現金の代わりにポイントが必要であり、そのポイントは学校の成績や品行が良くないと貰えない・・・。
そんな学校に進学したやれやれ系コミュ症主人公とヒロインとのお話。

進学校の割には、後先考えない頭の悪そうな生徒が多い感じがして
冷めてしまったため、この評価。
ただし、これからの展開によっては、再評価の余地ある作品のため
一話切りは勿体無いかもしれない。

潔癖症のイケメン、青山くんがなぜかサッカーやってる話。

作中で、ヘディング等の泥臭いプレーも出来ないほどの潔癖症にも関わらず、そうしたハンデを抱えながらもサッカーを続けている青山くんはすごいみたいな話が出てきたけど、全く共感できなかった。
極めつけは、青山くんが、最後の五分間だけは汚れても我慢できる、とか言い出し、口から「はっ！？」っと思わず声が出てしまった。
例えるなら、『スラムダンク』で、仲の悪い流川と花道がいきなりハイタッチするみたいな衝撃。

ただし、EDで「太陽がくれた季節」を70年代スポコン画調で描いたのだけは高評価。

今季のなろう系アニメその1。
神のふとした手違いから死んでしまった達観系主人公が
スマホとチート能力を授かって異世界転生する話。

『この素晴らしい世界に祝福を！』をすごく意識しているのが
伝わってくる作品なのだが、全く、『このすば』の足元にも及んでいない。
『このすば』の成功は、カズマへの共感と
ギャグの面白さに寄るからだと思うのだが、全くそれができていない作品だった。

ただ、まれいたそかわいい。

台湾出身作家がジャンプの姉妹紙に連載している漫画原作で、
チャイナマネー投入作品。
初期の『ディーグレイマン』みたいな世界観。
人間が、時間を巻き戻したい、過去に戻りたいと願うと、その人間を喰らおうと悪霊が現れる。その悪霊を退治するイケメン二人組みのお話。

横手美智子がシリーズ構成をやっているにも関わらず、若干会話のテンポが悪い作品。
ただ、アクションシーンの音楽とエフェクトCGはむちゃんこカッコいい。

結論として、一話切りは少々勿体無いかもしれない作品。
チャイナマネーがこうした少しでも化ける作品に投入されていることに少々驚く。

今季のあやねる枠・・・もといお洒落アニメ枠。

得意なことや趣味もなく、内向的でいじめられっ子の主人公が、カッコいいお兄さんに誘われて社交ダンス教室へ見学に行き、ダンスの才能を開花させていく話。
ストーリーを聞かれたら、『はじめの一歩』のボクシングを社交ダンスに置き換えた作品と答えれば万人が納得する。
ストーリー展開がまんま『一歩』だったので、一話の評価は平凡。

作画はIGだけあって綺麗だし、よく動くのだけど、まだ社交ダンスのシーンははっきりと描写されていないため、1話だけでは評価は難しい。
ダンスシーンの描写で化ける可能性があるため、一話切りは控えるべき。

今季のノイタミナ枠で、腐女子向け(？)青春アニメ。
水泳の飛込み競技で東京オリンピックを目指す青年たちの物語。

飛び込み以外の全てを犠牲する姿勢が垣間見れた1話。ウィキを見ると、実際にそうした展開があるっぽいね。
若干の胸糞を抱えつつも、青春スポコン、作画良好のイケメン男子がみたい人にはオススメかな。

『生徒会の一存』の作者が原作のラノベアニメ。

ゲームをすることが好きな主人公が、学園一の美少女にゲーム部に誘われる話。
ゲーム部の人たちは大会で賞金を稼ぐほどゲームが上手いんだけど、主人公はそれほど上手くない。ゲームの腕を競うのではなく、ゲームを気兼ねなく楽しみたいとの思いから、主人公は部活への所属は諦めてしまう。

楽しいことと、本気で取り組むこととの違いを
ゲームを通じて考えさせられる作品。テーマは良いと思う。
けど、作者の前作のような、駄弁り中心の少し痛い会話劇が展開され、そこが少し冗長に感じたことから、評価は平凡。

てぃんくる先生が描いた幼女がしゃべったり
動いたりするのを観て楽しむ、ただそれだけのアニメ。

引きこもりの主人公がネットに投稿した音楽を見て感動した幼女たちが、主人公にライブを開きたいとお願いする・・・といったストーリー。

幼女かわいいし、作画もよかったのだけど、主人公たちが幼女たちに対してどういう役割を果たしていくのかが全く分からなかったため、この評価。
幼女好きは観続けるべきだし、ヒットする可能性は十二分にある。

今季腐女子向けアニメ三羽烏の一つ。
イケメン神父二人による怪奇ミステリーアニメ。

俺が腐女子向けアニメ苦手なため、この評価。
神父二人の‘かわいい’会話劇がなんとも気持ち悪い。
ただ、作画は良いし、ミステリーとしてもしっかりしてそうなので
腐女子向け作品が好きな人なら観ることをオススメする。

まぁ、薬師寺涼子みたいな短編物ミステリーなら見続けてたかもしれない。

続編物だけど、ここに掲載することを了解してほしい。
個人的に、今季もっとも期待していた作品の一つ。
ちなみに俺は、『ドキドキ伝説』でハマり、原作買って、1期も全話観た。

『ドキドキ伝説』終了後、2006年まで(1期が94年だったため、6年経てばまたアニメ化されるだろうと信じてた)ずっとグルグル3期を期待するほど、俺はグルグルが好きだった。
中学生ほどの歳の少年少女が、仲間を連れて世界中を旅する、そんな世界観に少年時代の俺は大変憧れていた。

そして、17年の歳月が流れてリニューアルされたグルグルは、少年時代のノスタルジーをある程度想起させてくれたものであった。しかし、こんなギャグで俺は笑っていたのかと、心の中で冷静になる自分がそのとき誕生した。

本作の恐ろしいところはテンポがぐちゃぐちゃなところである。過去のアニメ化と異なりストーリーのテンポが速い一方で、原作のギャグを無理やり詰め込もうとしているため、リズムが乱れているように感じた。
継続視聴はする、するけど、視聴を続けるたびにノスタルジーだけでは観るに堪えない嫌悪感を肥大化させ、思い出に泥が付くのではないかと不安になる。

博史池畠監督は好きだが、凡才である。その凡才が、90年代を生きた私たちがグルグルのどこに惹かれ、どのように心に留めていったのかをしっかり熟慮して作品作りしてくれるかが、本作成功の鍵だ。

今のままだと、間違いなく失速すると予言する。そんな不安を感じさせる1話だった。

高校生クイズ競技アニメ。
本を読むことが大好きなことがなかった没個性的な主人公が
部活紹介でのクイズ部の催しに参加したことで「競技クイズ」にのめり込む話。

作中では、奇問難問含めたくさんのクイズが出題される。作中のクイズは、私たち視聴者が解答を思考できる程度のリズムで出題されるため、さながら高校生クイズを見ているかの如くクイズを楽しめるような演出となっている。
作画もトムスが担当していることもあって良好だし、そこまで絵も崩れるような作品ではないと思うので、絵は問題ない。

問題点は2つ。
一つは、ヒロインの声優である。
ネットの総評と同じく、近年稀に見るキャラとの不釣合いさと
下手糞さをミックスさせた仕上がりとなっている。
ヒロインの声を演じているのは、元「9nine」で現在日テレ朝の情報番組「ZIP」の司会をやっている川島海荷であり、大人の事情が伺える。

そして1つ目の問題点と関連するのだが、問題点その2として、日テレが露骨にメディアミックスやりたい臭を出している点である。
川島以外にも、「高校生クイズ」の総合司会を担当する日テレアナウンサー・桝太一が本編終了後のミニアニメコーナーに出演しており、「高校生クイズ」はじめ、日テレの各番組とのコラボを狙っていると思われる。

一般人にもアニメを観てもらおうと工夫するのは重要であると断言できる。
しかし、テレビ局の都合で作品のクオリティや世界観を毀損するようなことは、
一理あっても百害生ずる結果にしかならない。
アニメに大人の事情を伺わせたら作品世界観への没入を減退させることを考えた上で、製作者は企画を立案すべきだと思うね。
本来本作は星3.5付けたいのだけど、そこが本当に残念。

なお本作は、タウンページに声優出演のアルバイト求人を掲載しており一般人の公募も行っていた(宣伝もあると思うけど、日テレの売り出したいタレントにアフレコ挑戦させる布石ではないかと邪推してる)。

なろう系のファンタジーグルメアニメ。
現代日本で洋食店をやっているおっさんが主人公。
毎週土曜日だけ店の扉が異世界と繋がり
人妖問わずファンタジー世界の住人が洋食を食べに来て、その味に驚嘆する話。

他のなろう系作品同様、主人公の努力・内面が伺えない作品なのだが、毎回異世界の住人に焦点を当ててストーリーが展開していくため、今のところその辺に対する違和感や嫌悪感はない。

2.5の作品より上な理由は、背景美術・作画を問わず絵がすごく綺麗。
やはり、料理が上手そうな作画＝良い作画なのだと実感する。さすがシルバーリンク。

ただ、毎回オムニバス形式でストーリーが展開していくのだが
一つ一つのエピソードが弱弱しい。
異世界のキャラクターごとに好みの洋食が設定されているようなのだが、現在のところその設定を上手く調理した話は無いに等しい。また、作中の世界観は「美しい」意外に引き込まれる要素がなく、ストーリーも毒にも薬にもならない平凡なもの。

深いストーリー性は気にせず、ぼぉーとしながら綺麗な映像を観てお腹空かせたい人には合っているかもしれない。

人外娘の学園もので、今季のアニメ作品である意味の衝撃作。
中国系アニメ制作会社の絵梦が出資・制作をしているものの
スタッフ陣は日本人で構成。
製作委員会には、YTEや徳間書店といった常連組以外に、先ほどの絵梦、アメリカの動画配信サイト・クランチロール、音響制作会社叶音、声優養成所のアーツビジョン傘下の日本ナレーション演技研究所といった、
今まで名前を見ることが無いような会社が名を連ねており、日本アニメの製作委員会の次世代の胎動を感じさせる布陣。

ストーリーはケンタウロス(セントール)の女子校生主人公とその他多種多様な人外娘たちのほのぼの学園もの……ぽいのだが、魔女狩りや黒人狩りの如く理不尽な差別を経てきた歴史観が作品の根底にあることが言明されており、
差別発言を行った者は思想矯正所に連れて行かれ実質死刑扱いを受ける。
ウィキを観るときな臭い単語がたくさん並んでおり、本作のディストピア性を垣間見ることができる。

作画は良好ではないものの、普通に楽しめるレベル。というか、確実に中国アニメの作画は向上しており、下手な日本のアニメ制作会社は、そのうち抜かれるんじゃないだろうか。

日本原作で主要スタッフは日本人だけど、中国の人たちのアニメ制作レベルがここまで上達していることを誇示した作品。日本のアニメオタクは危機感を持て。

俺の好きな桑原ちゃんは『メイドラゴン』といい、人外娘役ばっかだな。

なろう系ファンタジーロボットもの。

プログラマーの青年が事故死後に異世界転生して
剣、魔法、機械設計、操縦者としての才能を開花させる話。

典型的ななろう系。ストーリーの展開も主人公が大物になること前提で展開していく。
たしかに絵はすごく綺麗なんだけど、個人的には魅力をあまり感じなかった作品。
主人公のロボットに対する憧れや直向さには好感が持てるんだけど、その立志伝は、
転生によるチート能力によって紡がれていくと考えてしまうと全く共感できない。

巷の評価は映像の美しさやロボットのかっこよさもあって高いらしいけど、中身のスカスカ感が覗き見れてしまった1話だったため、殊更高評価はできない作品。絵がとても綺麗だったため星3つ。

女子校生がギャンブルする話。顔芸多い。
作画が綺麗なことから、登場人物のエロティックな描写やサディスティックな描写が際立っていて、絵は非常に良い。

そして、なんといっても早見沙織の演技が非常に良い。この人が演技上手いのは周知の事実だと思うけど、ああいう狂気染みた演技もできる声優だと知り、すごく驚いた。
日笠陽子とともに、この世代の声優でやはり一つ飛びぬけている声優だと改めて実感。
これから本編に関わってくる沢城みゆきのキャラにも存分に期待。

だが正直、『カイジ』(『嘘喰い』や『ライアーゲーム』かもしれないが)の劣化版な印象を持たざるを得ない。
『カイジ』の福本先生みたく、オリジナルギャンブルを多数登場させる点は好感があるのだけど、キャラクターのリアクションを描くのに固執しているせいか、ギャンブル特有の緊張感・緊迫感・絶望感が、作品からは全く感じられない。
また、イカサマギャンブルの攻略方法も主人公のチート能力を使った肩透かし的なものであり、プレイヤー同士の読み合いを経てロジックを展開していく福本作品と比べて面白味に欠ける。
1話を観る分には楽しめたが、段々と観続けていくうちに飽きがきそうな作品ではある。

でも、可愛い女の子のエロ可愛さを楽しむ分には申し分ない作画だと思うし、OPの演出も好きなのでなので星3つ。

今回紹介する腐女子向けアニメ三羽烏の一つ。
高校入学を契機に、一人暮らしを始めた主人公が住むことになった場所は、なんと妖怪アパートだった。

男性声優がすごく豪華。主人公の阿部敦はじめ、石田、子安、森川、杉田、中井、速水、遊佐、小西、中村とすんごい豪華。女性声優も沢城、釘宮、三石、能登と、ガンダムかよと思うくらい豪華。

1話観た感じ、主人公と妖怪たちのギャグや日常を描いた作品になっていくのだろうけど、どんどん新キャラを投入してきそうな雰囲気がしたので、飽きることなく継続して楽しめそうな印象を抱いた。
今季の腐女子向け作品の中で、女性向け特有の忌避感を感じなかった作品(『DIVE』も感じなかったな)だったことから、性別に関わらずオススメできる。

スマホゲー『刀剣乱舞』原作。今回紹介する腐女子向けアニメ三羽烏最後の一つ。

『刀剣乱舞』はプレイしたこともなく全くの初見での視聴だった。
歴史を修正しようとする悪霊を擬人化した刀剣たちが倒していく作品。女性向け『艦これ』？

馬車が敵に破壊され、木片に埋まっていた馬を扱き使ったり、坂本龍馬をモデルにした刀が銃を使っていたりとツッコミ所は多かったが、CGを多用していたこともあり背景・作画が綺麗で、アクションシーンは大変見ごたえのあるものだった。

会話劇も若干腐ったところがあるが、男性でも楽しめる程度には差し障り無い。

とにかくアクションシーンはよかったので、一見の価値はある。

今季の百合アニメ。
彼氏持ちの女子校生が彼氏持ちの女子校生に寝取られる話。

間男にやられたら明らかに胸糞になるような内容を、間女に置き換えることで百合成分を加味し、嫌悪感を別の何かに昇華させることを試みた作品。
背徳的なものに視聴者を惹き付ける演出と15分アニメという程よい鑑賞時間を設定したのはよかったと思うので、星3つ。

エロシーンはないだろうけど、エロボイスは聴ける。

純情恋愛アニメ。
高校生カップルのイチャイチャを毎度4パターンほどオムニバス形式で観せられる。
1カップルだいたい2分半程度の話なので、飽きることはまずない。
声優陣が豪華で、声優との擬似恋愛みたいなものも狙ったキャスティングだと邪推。

これも15分アニメでテンポよく話が進んでいくので、気軽に観れる作品。
高校生のイチャイチャを気楽に観たい人は、ぜひオススメ。

あやねるとまれいたその声かわいい。

星3.5か悩んだ作品。腐女子向け？かもしれないが、全く気にならない。

中世のイスラムみたいな世界観を舞台に、大国に隣接する小国のイケメン将軍が戦争を回避するため頑張る戦記物アニメ。
母が戦火に焼かれた経験から戦争を回避しようと奮闘する主人公と、戦争を起こすべく暗躍する大国の大臣との対比がしっかり描かれており、ストーリーの軸に好感を持った。

CGを多用しているが作画は良好。
将軍のことをパシャと呼んだり、オスマントルコ風の風俗がしっかり描かれていたりと、中世イスラム世界の世界観がしっかりと組み立てられており、ヨーロッパ中心の中世ファンタジーものとは一線を画しているように思えた。

1話では大したアクションシーンはなかったものの、戦争や小戦闘等のアクションシーンもたくさん出てくると思うので、それの評価次第では星3.5以上を付けたい。

星0.5★：アニメを侮辱したアニメ
『森の妖精キノコの娘』、『SHADOW　OF　LAFFANDOR　ラファンドール国物語』

星1.0☆：見るに耐えないアニメ
『ハオライナーズ縁結びの妖孤ちゃん』

星1.5☆★：残念アニメ
『イケメン戦国◆時はかけるが恋は始まらない』
『ノラと皇女と野良猫ハート』、『カイトアンサ』、『はじめてのギャル』

星2.0☆☆：まぁ見なくていいかなアニメ
『RWBY』、『クリオネの灯り』、『スカートの中はケダモノでした。』、

星2.5☆☆★：普通アニメ
『コンビニカレシ』、『18if 』、『バトルガールハイスクール』、『ひとりじめマイヒーロー 』、『ようこそ実力至上主義の教室へ』、『潔癖男子!青山くん』、
『異世界はスマートフォンとともに。』、『時間の支配者』、『ボールルームへようこそ』、『DIVE!!』、『ゲーマーズ!』、 『天使の3P! 』
『バチカン奇跡調査官』、『魔法陣グルグル（2017年版）』

星3.0☆☆☆：まぁ、いいんじゃないかなアニメ
『ナナマルサンバツ 』、『異世界食堂 』、『セントールの悩み』
『ナイツ&マジック』、『賭ケグルイ』、
『妖怪アパートの幽雅な日常』、『活劇　刀剣乱舞』
『捏造トラップNTR』、『徒然チルドレン』、『将国のアルタイル』

残り6作品は今夜投稿します。

『NEW GAME!!』　30分　星：☆☆☆★

続編物だけど、一応しっかり観たので記載する。
ちなみに、原作も1期も視聴済みなので、若干評価高めかもしれない。

ゲーム会社に高卒で入学した主人公は、周り女の子だらけの職場で(一応会社には男も存在するが画面に映ることはない)で一生懸命ゲーム作りに万進する。

相変わらず動画工房は良い仕事をする。
キャラクターは可愛いし、終始動き回るしで作画は良好。
二期のストーリーは若干シリアス展開が続くのだが、これくらいをシリアスというアニオタはどんだけ家の外に出たこと無いんや、というぐらいにはストーリー展開上、主人公にとって必要な躓きだから、主人公のサクセスストーリーとして、気にせず楽しめばよいと思う。

あと本作は、原作をそのまんまアニメ化するんじゃなくて、原作者が脚本をやったりと、ちょっぴりアニメを加えてくるのだが、原作ファンが充分楽しめるものであるため、ぜひとも二期でもガンガンやってほしい。

作画、ストーリーとも今季のアニメで一番安定していると思うので、ぜひともオススメする。

純情恋愛青春漫画。
国の法律により、満16歳以上の少年少女は自由恋愛が禁止され、国が決めた遺伝子上最も適合する相手との結婚が義務付けられた部分的な管理社会を舞台に、男主人公が初恋の子と国が決めた女の子との間で苦悩する話。

2017年に実写化映画を企画されており、『ナナマルサンバツ』とともに、おそらくメディアが今季アニメの中でも特にメディアミックスに力を入れている作品。

1話の内容は、主人公が、政府通知が来る16歳の誕生日の前日に、初恋の女の子に告白するものの、午前0時を上回った時に別の女の子名前が提示された政府通知を受け取るところで終わる。

原作のキャラデザをよりさらに目をでかくするなど、キャラデザに若干の難色があるが、それ以外の作画は結構綺麗。特に告白のシーンは大変幻想的で美しく、シチュエーション的にもすごく盛り上がった。

ストーリーは少々凝ってるが王道の恋愛物であり、そういうのが好きな人なら存分に楽しめる作品であろう。

今季1番のギャグアニメ枠であり、草川啓造総監督の無双その1.
とってもアホな女子高生と幼馴染でツッコミ担当(鉄拳制裁多め)の男子学生との日常を描いたドタバタギャグアニメ。

OPはANGELAが歌っているのだが、ANGELAの無駄遣い甚だしいくらいのふざけた歌を歌っており、そこに監督の本気を感じる。
OPはキャラの動きや登場キャラが変化するらしく、毎パターンごとに結構違うっぽい。

EDも本編中に流れ、15分間視聴者を徹底的に楽しませる工夫がされているため、アニメとして大変好感が持てる作品。

声優の演技も良い。悠木碧が全力でアホを演じ、杉田智一が全力でツッコみ、上坂すみれが全力で乱れる。原田彩楓も良い演技するようになった。そうした声優の全力さが作品全体を通じてしっかりと伝わってくる。

今後飽きがこないかが不安が残る1話だったが
2話を見る限りペースの維持は期待できそう。
今季、ニコニコ動画やネット界隈で(良い意味で)一番おもちゃにされる作品は、間違いなく本作だろう。

1話観た限り、確実に押さえておきたいアニメ群

『アクションヒロイン　チアフルーツ』　星：☆☆☆☆　2話視聴　今季第3位

オリジナルアニメであり、ディオメディア＆草川啓造監督の無双その2。
そして、今季のダークホースアニメその1。
美少女＆アイドル＆特撮をミックスした、完全コアオタク向けアニメ。

地方再生のために歌って踊って立ち回るアクションヒロインが日本中でブームとなっている中、そのブームに乗り遅れてしまったフルーツが特産の町である陽菜野市。そんな陽菜野市を舞台に、女子校生たちがアクションヒロインとして地域を盛り上げる……というストーリーで間違いないはず。

脚本家には、仮面ライダーBLACKの時代から現代の戦隊ヒーローに至るまで様々な特撮とアニメに関わってきた荒川稔久を据え、作中の至る所でウルトラマン等の特撮ヒーローを意識したパロディーを見ることができる。
加えて、2話では、名鉄・南海鉄道といった地元民や鉄オタにしかわからないネタを投入しており、これからもそうしたパロディ・ネタに万進していくことが予想される。

作画は、特撮を意識した作品だけあってよく動き、またキャラクターも大変可愛く描かれているため大変満足。

本作は、おそらく『ラブライブ』をものすごく意識している節がある。日本コロンビアが製作委員会のトップであること、BDを4巻までしか発売しないことから、たぶん音楽・ライブを軸に資金回収を見込んでいると思われる。
本編では、これからアイドルユニット(戦隊ヒーロー)的なものを立ち上げ、キャラソン、ライブシーン等をガンガン入れてくる可能性が高い。

万人受けする作品ではないと思うが、コアオタクのすごく惹き付ける作品に仕上がっている。オリジナル作品でもあることから、評価は高めの星4にした。

オリジナルアニメであり、ザ・スチーム・パンク作品。
PV観たときから気になってた作品であり、予想通り面白い作品だったので、三連単当てたような嬉しさがある。

アニメ制作はアクタスとStudio 3Hz。
製作委員会筆頭にバンダイビジュアルを掲げ、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、ランティス、ムービック、TOKYO MX、キュー・テック、メディコス・エンタテインメントと、
TOKYO MXとメディコス・エンタテインメント以外はガルパンとまんま同じ製作委員会であることから、バンダイビジュアルの本気が伺える作品。

19世紀末頃、東西に分断されたロンドンを舞台に、女子校生スパイたちが暗躍するアクションアニメ。
キャラデザに『キノの旅』の黒星紅白、音楽に『ツバサクロニクル』等の劇中BGMを担当した梶浦由記、脚本・シリーズ構成に『∀ガンダム』、『コードギアス』の脚本を担当した大河内一楼、監督に『東京マグニチュード8.0』を手掛けた橘正紀を迎えるという豪華スタッフ陣。

筆は遅いが作画に定評があるアクタスということもあり、作画は大変美しく、霧の都ロンドン＆スチームパンク特有の退廃性を見事に表した世界観となっている。
銃の描写、機械や蒸気エンジンといった小道具の描写の設定もしっかりしていて高評価。

個人的には、主人公の女子校生たちはスパイ行動をするときコスプレみたいな格好をするのだが、主人公がアルセーヌ・ルパンみたいな怪盗の格好をしているのが、ものすごく萌えポイントが高い。

美少女モノとはいえ、しっかり、シリアス含めたスチーム・パンクをやってくれそうなのでかなり期待。展開如何によっては、覇権アニメ、歴史に残るアニメになる可能性は充分ある作品。

星4.5☆☆☆☆：歴史に残るアニメ　該当作品：現時点ではなし

『メイドインアビス』　30分　星：☆☆☆☆★
今季の覇権最有力候補。漫画原作のファンタジー＆アドベンチャーもの。
KADOKAWAと竹書房が本気で売り出そうとしている作品。

大昔、とある孤島で発見された直径約1000メートル
深さ不明の縦穴である「アビス」を舞台とした作品。
「アビス」の中は、独特の生態系が構築されており、最深部へ近づくほど危険な生き物や、地上にはないオーパーツがたくさん存在する。そして、深層に向かうにつれ「上昇負荷orアビスの呪い」という、生死に関わるような苦しい負荷が襲ってくるという。
本作は、そうした「アビス」で探窟家として働く女の子とアンドロイドの少年との冒険譚である。

本作は何より、冒険モノ特有の、これから冒険に向かうんだというワクワク感をしっかり演出してくれたところが良い。
1話の初めでいきなり「アビス」独特の生態系の美しさをこれでもかと見せつけられたところから、期待値のボルテージが上昇。
日常パートと世界観とがストレスにならないよう丁寧に描かれ、最後一気にナレーションで本作特異の世界観の説明をし、エンディングロールでOPが流れる。
OPも主要キャラ二人が歌っているのだが、その完成度は高く、その歌詞は、これからのストーリー展開を暗示するものとなっている。

キャラデザに関しては、原作未読なのだが、原作と比較しても原作の良さを伝えるデザインであり、好感が持てる。

結論として本作は、ストーリー、設定、キャラデザ、作画、美術、音響、声優、OPと、現時点において文句が付けられないほどの傑作となっており、ネットでの評判の高さは納得のいく出来となっている。

堂々と覇権候補を名乗れる作品であるだろう。

メイドインアビスは一度見てみるかなあ。
それにしても、深夜アニメが乱立するようになって、宣伝がちっとも
うまく行ってない感じがある。何とかしたほうがいいと思うけどな。